デンマーク社会(愛媛県国際交流課:マンシ・ソーバイさん)

 マンシ・ソーバイさん。デンマーク人の母とアメリカ人の父を持つデンマーク人で大学で日本語、日本の文化を学ぶ。現在、愛媛県の職員。市町村や団体から呼ばれれば交通費の負担だけで講演などに駆けつけてくれる。

 話は教育基本法に始まり、日本・アメリカ・デンマークの教育関連法を比較しながら、デンマークの初等教育から大学教育までを雄弁に語ってくれた。さすがデンマーク人、日本語を話せるだけじゃなくて漢字を使ったプレゼンをしてくれた。

 内容について。彼女に見とれていたのであんまり覚えていない為に報告が遅くなった。いくつか記憶に残っているところを繋いでみよう。

 デンマークの小学校は日本より一年遅い7歳から。中学校もそのまま続くので小学校は9年生まで。そこまできたら、良く勉強してきたね、ということで一年お休み。でも、勉強が追いつかないという人は10年生を受けることができる。約1割くらいの人が受けるそうです。それ以外の人はお休み。アルバイトをしたり、海外で過ごしたりなど。高校に入って、3年間勉強するとまた一年お休み。このお休みの間に留学したり、海外でアルバイトをしたりする。大学へ入る時には、留学しているよりもアルバイトをしている方が言語力もついているので、評価が高いそうだ。入学する学部によっては助産婦など人間性を評価するウェイトが高いところもあれば、文学部などのテストの点数を高く評価するところもある。

 もちろん、大学までの学費はただ。18歳を過ぎると親元を離れるのが普通で、親は扶養義務から逃れることができる。在学中は国から年間60万円ほど手当てが支給される(金額は怪しい?)。そして特記すべきことは在学中に政治活動などをする学生には留年分の手当ても出るとのこと。こうして大学を卒業する頃の年齢は28歳から29歳ぐらいだって。

 聞くところに拠れば、受験戦争はない。高校卒業までに数か国語を学んでいる。頭がこんがらがるので生徒の要求で、今日はフランス語だけ、明日はドイツ語だけというカリキュラムにしたそうだ。

 楽しい勉強会で、終わった後も喫茶店で話が進みました。