堀内さんの場合(重度の脳性麻痺者)改造前(98年)→改造後の写真はこちら

 堀内さんは愛媛県の南予(南の方)の津島町に生まれ、20歳前後で伊予郡松前町(松山市のすぐ南)にある県立松前清流園(障害者療護施設)に入った。そこで熾烈な外出外泊闘争を施設や県と闘った。本来ならもっと早く地域での自立を達成できた人だが、何らかの理由で98年になった。

 顔の彫りの深さに様々な苦労が見える。だから堀内さん。こういう駄洒落を昔は清流園級と言った。社会参加が少なく刺激の乏しかった施設ではちょっとした洒落でも受けた。もう今は見向きもされないけど。

 お邪魔した時はワープロで介護スケジュール表を作っていた。彼は障害者支援センターの主要なメンバーの一人で施設の障害者とのパイプ役で彼らに必要な介護者を斡旋する業務を担っている。

 肢体不自由、電動車椅子で何とか移動する。おそらく電動車椅子の運転は県内で一番へたという定評がある。何度も溝に落ちた。しかし這い上がってくる人であり(じっと助けを待った)、とっても尊敬できる。

 人を大事にする事、人を傷つけない性格はこの人の右に出る者はない。優しすぎてもう一歩言いたい所が言えないという面もあるけど。それで悩んでしまう性質だったが自立すればそんな事は言っておられない。

 堀内さんが借りた借家。左側にスロープを作った。障害者に貸す家などまず無かったのが20年前。以前は不動産屋巡りを何十回したことか。最近は不況のせいか割とすぐに見つかる。改造も大家の承諾は比較的簡単に?取れる。

 しかし、国が決めた基準の家賃ではまず棲家が見つからない。いいかげん最低生活の保証という基準を取っ払うべきだ。

 堀内さんの場合は生活保護を取り、他人介護加算の大臣認定を取り、住宅改造は松山市社会福祉協議会から借り入れるというオーソドックスな形を取った。

 そうすると手続きに時間がかかるため、しばらくは我慢しないといけない。そのために、畳にはシートを貼り、電動車椅子で移動している。ベッドの横にあるのは採尿器。夜間のおしっこ用だ。

トイレも汽車式のまま。  風呂もそのままだ。この状態から240万円弱をかけた改造が始まる。改造後の写真はそのうちUpしよう。

改造後の写真

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  1. 鎌田さんの場合(頚椎損傷で四肢麻痺がある重度障害者)
  2. 堀内さんの場合(脳性麻痺の重度障害者)
  3. 障害者の自立支援センター(松山市)
  4. 自立障害者の経済的背景
  5. スウェーデンの障害者の自立