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注意 :
入居者にとっては施設設備の充実よりも行き届いたケアと,すぐに来てくれて笑顔で介助してくれるやさしいヘルパーがいる方が良い。その点,やごろう苑はサービス提供者側の論理や都合より生活者のニーズを中心に据えている。
どう違うか。こんな例があげられた。病院での事です。看護婦が患者に検査室の前で説明しています。「検査がありますからここで少しお待ち下さい」しばらく待ってます。患者はトイレに行きたくなりました。『行っていいのかなあ。遅いなあ。』生活者ニーズを優先するということは例えば『ここで15分ほどお待ち下さい』とか『トイレに行かれてもいいですよ』と言ってあげる事という。
「呆けてまでは生きたくない」、「あそこの孫は嫁にもらわんほうがいい」と言われるように呆けに対して地域の受容はまだ形成されていない。家族の呆けに対するケアは全て間違っていると考えて良い。やごろう苑では浜松医療センターの金子先生影響を受けて,積極的に痴呆を治している。と言っても中等度の痴呆の人までだが,右脳刺激を重要視している。痴呆の判定スケールを利用し、痴呆年齢を出してその対策を実施している。小呆け(6〜8才児程度)では無表情、ぼんやりしているとか、中呆け(5才児程度の軽症痴呆)では日時がわからない、身だしなみに無頓着、物盗られ妄想、薬の管理ができないだ。大呆けでは同居の家族の名前が言えず、入浴をいやがり、ADL面での介助が必要となる。痴呆で無い人にも,痴呆にならないために趣味の充実や勝負事の実施がとても効果があるようだ。中等度の痴呆以上の人にはグループホーム「おじゃったもんせ」がある(後述)。